【作例あり】未だに十分現役で使える究極のスナップシューター:GRⅡ

イイ”モノ”

こんにちは。ツバサメです。

ここでは、イイ”モノ”:GRⅡを紹介します。

実際に私がちょっと外に出るときも、はたまた海外に行くときも持ち歩くようにしている、コンパクトデジタルカメラです。

購入後約4年間使用していますが、(後継機種が発売されているものの)必要十分の機能を備えており、まだまだ現役で使える、かなりおすすめの”スナップシューター”です。

この記事は下記のような”悩み”を持つ人の役に立ちます
  • スマホよりイイ画質で、自分でもきちんと考えながら写真を撮りたい人
  • 気軽に使える、機能性十分なコンパクトカメラを探している人
  • 写真を始めたいものの、「一眼はちょっと・・・」と思っている人
  • GRシリーズ気になるけど、「最新機種は少し高いな」と感じている人

早速、実際にGRⅡで撮った写真も交えながら、紹介していきます。

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GRⅡ とは?

2015年にRICOHから発売された、高性能スナップシューターです!

前提として、”GR”とは、「Get Real(真を写す)」というコンセプトをもとに、RICOHから発売されている高級コンパクトデジタルカメラです。

その「コンパクトにも関わらず、速写に優れ、よく写る」という特性から、”スナップシューター”として、不動の人気を誇るシリーズです。

遡ればフィルム時代から続くシリーズであり、その中でもGRⅡは「”APS-Cセンサー”を搭載した二代目のモデル」です。

※2022年9月現在、後継機種として「GRⅢ」「GRⅢx」が発売されています。

”APS-Cセンサー”は一眼カメラにも採用される様なサイズのセンサーなので、よく写ります。

外観はこの様な感じです。

■スペック概要

  • 有効画素数:1620万画素
  • 撮像素子:23.7mm×15.7mm(APS-Cサイズ)CMOS
  • 焦点距離:18.3mm(35mm判換算値:28mm)
  • F値:F2.8
  • 最短撮影距離:30cm(標準)/10cm(マクロ)
  • 起動時間:1 秒
  • 記録フォーマット:JPEG/RAW(DNG)
GRⅡ背面:各種操作のためのボタンが配置
GRⅡ軍艦部:シンプルなボタン配置
GRⅡ右側面部:「エフェクトボタン」「内蔵ストロボ起動レバー」がある

早速、実際に私が約4年間使って感じている「”イマイチだな”と思う点」「”イイネ!”と思う点」に関して、解説していきます。

GRⅡの”イマイチだな”と思う点

【”イマイチだな”と思う点】

  • タッチパネル非搭載
  • 遠くのモノを撮影するのには向かない

それぞれ、解説していきます。

タッチパネル非搭載

すべて物理ボタンでの操作になります。

GRⅡには、今どき当たり前に搭載されている様な「タッチパネル」が搭載されていません。

”2015年発売”と少し古めなので仕方ない点でもあります。。(2016年頃からタッチパネルがどんどん搭載されていった印象を持っています。)

個人的には、物理ボタンに慣れているので「どうしても欲しい」機能ではないですが、あったほうが便利なのは間違いないです。

ちなみに、後継機種のGRⅢ、GRⅢxはタッチパネルが搭載されています

遠くのモノを撮影するのには向かない

28mmの単焦点レンズ(35mm判換算)なので、望遠側は弱いです。。。

GRに搭載されているレンズは28mm(35mm判換算)の単焦点レンズなので、「遠くのものを撮影する」のは苦手です。(ズームできません)

街でサッと取り出して、サクッと撮影する”スナップシューター”としては28mmという焦点距離は、ちょうど欲しい画角に収まり、また単焦点レンズ故に「明るい・軽量・コンパクト」を実現できているため、メリットではあるのですが、そのメリットと一体のデメリットです。

そもそも、「遠くを撮る目的のカメラではない」というのも事実なので、「万能なカメラが欲しい」という方には向いていないです。

ただ、単焦点レンズだからこそ、”画角感”を身につけるにはとても良いという考え方も私はアリだと思います。(自分で考えながら足で距離を稼ぐのも楽しいです)

以上が、私の考える「GRⅡの”イマイチだな”と思う点」です。

GRⅡの”イイネ!”と思う点

【”イイネ!”と思う点】

  • 圧倒的なコンパクトさ
  • 表現の幅が広がる、充実したエフェクト(作例あり)
  • 十分優れた機能性:画質/起動の速さ/操作性の高さ
  • 今となってはコスパ良し

それぞれ、解説していきます。

圧倒的なコンパクトさ

GRⅡは、かさばりません!

公称値は「幅×高さ×奥行き=17×62.8×34.7 mm」です。

・・・ピンと来ないかと思いますので、コンパクトさで人気のiPhone12 miniとのサイズ感比較は下記の様なイメージです。

iPhone12 miniとのサイズ感比較

ご覧の通り、かなりコンパクトです。

このサイズ感ですので、鞄に入れてもあまりスペースを取らず、かさばりません。スッと入ります。

また、このコンパクトなサイズ感におけるメリットは、「かさばらない」という点の他に、もう一つあると私は感じています。

それは「手に馴染む」ということです。

実際、手の小さい私でも持った時にしっくりきますし、しっかりホールドできます。

結果、ハンドリングしやすく、スムーズに写真撮影を行うことが出来ます。

写真をよく撮る方ならば、伝わりやすいかと思うのですが、この「手に馴染む感覚」は操作性の観点からも、写真撮影において結構大切なのです。

後述する「機能性」を実現しながらもこのコンパクトさ、GRⅡのとても素敵な点なのは間違いありません。

表現の幅が広がる、充実したエフェクト(作例あり)

なんと、17種類ものエフェクトが搭載されています!

GRⅡには人物撮影モード、白黒モードといったエフェクトも含めて、計17種類ものエフェクトが搭載されているため、表現の幅を広げる事が出来ます

本体右側面の「エフェクトボタン」を押すことで、エフェクトを選ぶことができる

その中でも、私が実際に使ってきて特におすすめなのは、下記のエフェクトです。

GRⅡにおける、ツバサメおすすめのエフェクト
  • ハイコントラスト白黒
  • クロスプロセス
  • ブリーチバイパス

それぞれ、実際の作例と合わせて、(個人的な意見として)どの様なエフェクトなのか簡単に解説します。

ハイコントラスト白黒

カンボジア旅行の際に撮影した「アンコールワット」
ハノイ市内にて撮影したスナップ写真

この「ハイコントラスト白黒」は明暗の差を大きく表現することで、”かっこいい写真”を撮ることができます。

多くのGRユーザーが絶賛している、とても人気なGRならではの、かっこいいエフェクトです。

ちなみに、個人的には”ややアンダーめ”で撮るのが、かっこよくキリッと撮れて好きです。

クロスプロセス

ハノイ市内の喫茶店にて
ハノイ市内のレストランにて

この「クロスプロセス」は、写真を”温かみのある、こってり目の雰囲気”に仕上げてくれるエフェクトです

私自身、暖色系のこってり写真が好きなので、一番使用頻度の高いエフェクトです。

ブリーチバイパス

ハノイ市内のスタバにて

この「ブリーチバイパス」は、先程の「クロスプロセス」と打って変わって、写真を”あっさりめで寒色系に”仕上げてくれるエフェクトです

なんというか、”エモい”感じの写真に仕上がる印象を私は持っており、あっさりした雰囲気で撮りたいなと思う時によく使用するエフェクトです。

いかがでしたでしょうか。

上記で紹介したエフェクト以外にも、とても素敵なエフェクトがGRⅡには多数搭載されています。

色々と試して、試行錯誤しながら”お気に入りのエフェクト”を探すのが楽しいので、ぜひやってみていただければと思います。

十分優れた機能性:画質/起動の速さ/操作性の高さ

ユーザー目線で、とても考えられた優れた機能性を持つカメラです!

機能的には、今でも十分な優れた機能を有しています。

まず、”画質”について。

ハノイ市内にて。夜に広場でサクッと撮影したもの

夜、ハノイ市内を散歩していた時に、遊んでいた人たちの集中しながらも楽しそうな雰囲気をサクッと撮った写真です。

実際は光量がそんなに無くて、それなりに露出を気にしながらの撮影でしたが、ノイズも少なく撮れています。

スマホだとノイズが乗りそうな苦しいシーンでも、さすがのAPS-Cセンサー、良い画質の画を吐き出してくれます。GRⅡの底力を感じました。

カンボジアの雑貨屋さんにて

GRⅡはマクロモードも搭載しているので、接写もお手のものです。ピントがあっているトコロとあっていないところのメリハリがいい感じです。

小さい筐体の中に、大きめのセンサーを搭載しているので、素晴らしい画質の画を吐き出してくれるのはGRⅡの大きな魅力です。(RAW編集も結構いけます)

次に、”起動の速さ”について

なんと、電源ボタンを押してから1秒で立ち上がります

スナップ写真を撮る上で、「あっ、イイな」と思った際に素早く撮影できるのは、スナップシューターとしては非常にありがたい機能です。

実際、「撮ろう!」と思ってカメラを握った習慣に電源起動すると、カメラを構える頃には撮影可能な状態になっています

これは私が持っているメインカメラ「α7RⅢ」と比較しても圧倒的に速いので、すごいなと感じるポイントです。

この速写性こそ、GRシリーズがスナップシューターとしての不動の人気を誇る理由の1つであろうと思います。

最後に、”操作性の高さ”について

特筆すべきは「よく考えられたボタン配置」です。

ここで改めて、GRⅡを見てみると、

GRⅡのキーカスタム設定画面

本体右側に操作系が集約されています。つまり、右手で大体の操作が完結します。

割り振り(カスタム設定)次第ではありますが、例えば私の場合は(主なトコロでいうと)、

右手の親指で「シャッタースピード」「ISO感度」「28mm⇛35mmクロップ」

右手の人差指で「絞り(=F値)」「シャッターボタン」を操作する設定にしています。

なので、カメラを構えた際に「両手を使ってボタンを操作して、メニュー内の深い階層にアクセスして設定する必要がない」のです。(じつは一般的なコンデジはこういった手間が多い)

結果、コンデジというよりは一眼カメラの操作系に近く、「素早く設定したい」という現場のユーザー目線でよく考えられた、GRⅡのとても魅力的な点であると私は思います

今となってはコスパ良し

2022年9月現在、中古相場は50,000〜70,000円(参考:価格ドットコム)です!(新品見当たらず)

また、2022年9月現在、最新機種である「GRⅢ」「GRⅢx」の価格は下記の通りです。

  • GRⅢ:104,178円〜(中古でも88,200円〜)
  • GRⅢx:114,551円〜(中古でも104,900円〜)

前述の「十分な機能性」「上記の価格情報」を加味すると、今となってはコスパに優れた機種であると私は考えます。

※「タッチパネル必須!」「2000万画素以上は必須!」という方にとっては”コスパ良し”とは言えないかもしれませんが。。。

以上が、私の考える「GRⅡの”イイネ!”と思う点」です。

GRⅡはどういう人に向いているか?

これまでの、イイネ!と思う点/イマイチだなと思う点を加味して、私が思う「GRⅡが向いている人」は下記の様な人です。

  • 気軽に持ち運べる、コンパクトで高画質なカメラが欲しい人
  • 写真を始めたいけど、一眼カメラは少しハードルが高いな・・・と感じている人
  • GRシリーズに興味はあるけど、最新のGRⅢやGRⅢxは高いな・・・と感じている人
  • 万能カメラというよりは、”スナップ撮影”という目的で最適なカメラを探している人

最後に

GRⅡは、ちょっとクセはありますが、コンパクトながらも画質を妥協しない、ユーザー目線でよく考えられた「究極のスナップシューター」です。

スマホでは物足りないけど、一眼カメラはちょっとな・・・と感じている人には、とにかくオススメです!

この記事を読んで、「GR、過去機種でもこんなに素晴らしいのか」「スナップ写真に興味あったけど、こんなカメラがあったのか」「やはり、スナップシューターといえばGRだね!」(=イイネ!)と思っていただける方が1人でもいらっしゃいましたら、幸いです。

なお、以下の記事で「”写真撮影”という趣味の素晴らしさ」を紹介しています

こちらも併せてぜひ読んでみてください。

以上、ツバサメでした!

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