【SONYの銘機】4年間使用!未だに第一線で活躍できるモンスター:α7RⅢ

イイ”モノ”

こんにちは。ツバサメです。

ここでは、イイ”モノ”:α7RⅢを紹介します。

私自身、写真を撮るのが趣味で、「今日はガッツリ写真撮るぞ!」という時に持ち出している相棒の様な存在。

気づけばベトナムに住んでいた頃も含め、4年間使用していますが、未だに「すごいな」「自分にはこれで十分だな」と感じさせてくれるモンスターマシンです。

この記事は下記の様な”悩み”を持つ人の役に立ちます
  • α7RⅢ、未だに現役として使用できるのか?と気になっている人
  • ソニーのミラーレス一眼が気になっているけど、コスパがいい機種が何か気になっている人
  • α7RⅢの何がイイのか気になる人

早速、紹介していきます。

※なお、カメラの紹介記事に関連して、「”写真撮影”という趣味の楽しさ」について、こちらで紹介しています。

もしよければ、ご一読ください。

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α7RⅢって?

ソニーミラーレス一眼「α7」シリーズの中でも、高画素モデル(=Rシリーズ)の三代目です!

α7RⅢは、2017年11月25日にソニーから発売された、α7Rシリーズの三代目です。

ちなみに、「α7」シリーズには高画素モデルである”Rシリーズ”以外にも下記のようなラインナップが存在します。

  • 高感度モデル:Sシリーズ(例=α7S,α7SⅡ,α7SⅢ)
  • バランスモデル:無印シリーズ(例=α7,α7Ⅱ,α7Ⅲ,α7Ⅳ)

発売当時は(人気ユーチューバーも含めて)まだ一眼レフが主流でしたが、その圧倒的な機能性から「一眼レフ→ミラーレス一眼」の流れを作り出し、一躍話題になった銘機です。

次に、私が個人的に感じているα7RⅢの「”イイネ!”と思う点」「”イマイチだな”と思う点」に関して、紹介していきます。

α7RⅢの”イイネ!”と思う点

【”イイネ!”と思う点】

  • コンパクトさ:手が小さくてもしっかりホールドできる
  • カスタマイズ性:自分好みの1台に
  • 解像感:細かいところまでパキッと写してくれる
  • トリミング耐性:高画素機の特権
  • AF:十分なフォーカススピード

それぞれ、解説していきます。

コンパクトさ:手が小さくてもしっかりホールドできる

α7RⅢはそれまでの一眼レフや、2022年2月現在最新のα7Ⅳに比べても、コンパクトなサイズ感です!

α7RⅢの外観を改めて見てみると、下図の通りです。

α7RⅢの外観

複雑な形状はしておらず、シンプルな見た目であり、全体的にコンパクトです。

中でも、個人的に特筆すべきは”グリップ部のサイズ感”だと考えています。

実際に持ってみると、下図の様なイメージです。

実際にα7RⅢを持ってみた様子。

私自身、男性にしては手がかなり小さい方なのですが、この様にピッタリ収まっています

ちなみに、このグリップのサイズ感は、「一般的な男性の手のサイズだと小指がかからない」として少し話題にもなった程ですが、私の様な手の小さい人にとってはむしろホールド感がアップしてプラス要素でした。

※上記は別途発売されているアダプターを使用することで解決できます。

また、前述の様な「(一般的な男性の手には)グリップ小さい問題」「機能の増加」という観点がおそらく要因となってのことだとは思うのですが、

2022年2月現在最新機種である、α1やα7RⅣ、そしてα7Ⅳといった機種では、このα7RⅢのボディよりも大きめのサイズとなっています。(持ってみると明確に違います)

写真を撮る上では、”ストレスなくカメラをきちんとホールド・ハンドリングできる事”はかなり重要なポイントであると個人的には感じています。

この様なことからも、「”最近のソニー機種は大きくて持った感じしっくりこない”と感じている人」、そして「手の小さめな女性」にとってはコンパクトなサイズ感は嬉しい点であり、α7RⅢはかなりオススメの機種です。

カスタマイズ性:自分好みの1台に

操作をする上でのカスタマイズ性はGOODです!

これはソニー機種全般に言える事なのですが、本体に配置されているボタンに機能を好みで割り当てる事ができます。

α7RⅢの軍艦部、そして背面部には下図の様にボタンが割り振られています。

α7RⅢの軍艦部。モードダイヤル以外にもいくつかボタンが配置されている。
α7RⅢの背面部。こちらも多数のボタンが存在する。

これらのボタン(13個のカスタマイズキー)に対し、数十種類の機能から好みの機能を選んで割り振ることができます。(キーによっては非対応の機能もあります。)

参考までに、実際の設定画面を載せておきます(色々試しましたが、私の使い方でしっくり来ている設定です)。

人によって、”癖”や”撮影スタイル”から使用頻度の高いボタン、そこまで使用頻度の高くないボタンがあるかと思いますので、こういったカスタマイズ性はユーザーにとってかなり嬉しい素敵な点であると思います

解像感:細かいところまでパキッと写してくれる

α7RⅢは「そこまで写るの?」と思うほど、細かいところまでしっかり写してくれます!

これに関しては、実際の写真を見ていただいた方がイメージしやすいかと思いますので、実際の写真をお見せします。

α7RⅢで撮った「袋田の滝」の写真。自然豊かでリラックスできるイイトコロでした。

この写真の中央付近を拡大すると・・・

先程の写真の中央付近を拡大したもの。かなり鮮明に細かいトコロまで写っている。

いかがでしょうか。

「レンズの性能」に依存するところも一部あるかとは思いますが、滝の筋から、岩の質感まで、α7RⅢは細かい部分に関しても、ここまで鮮明に写してくれます。

※ちなみにですが、”GMレンズ”と呼ばれるソニー最高峰レンズとの組み合わせは、驚くほど解像します。

「ここまで細かい部分の解像が必要か」というのは別として、こういった細かいトコロまでパキッと写ってくれるのは、風景を撮ったりする人にはかなり嬉しい点かと思いますし、「これ以上必要か?」と思わせる程、α7RⅢの素晴らしい性能であると感じています。

トリミング耐性:高画素機の特権

α7RⅢは4200万画素以上あるため、ある程度トリミングしても十分実用レベルの画像が撮れます!

前述の通り、α7RⅢは細かいトコロまでパキッと写してくれる解像感バッチリな画を吐き出す”高画素機”です。

そのため、トリミングしても十分な画素数の画像を吐き出してくれます。

これに関連して、ソニー機種には「APS−C/Super35mmモード」という、”クロップ機能”が存在します。

これは「もう少し寄りたいな」という時に大活躍するモードで、焦点距離を約1.5倍にして(=拡大して)撮影してくれるモードです。

比較用に、下図を参考ください。

焦点距離24mmの単焦点レンズでの通常撮影
先程と同じ位置・レンズで「APS-Cモード」を使用して撮影した写真。カメラ側で焦点距離を伸ばしてくれるため、”寄り”の写真を撮る事ができる

通常は、このAPS−Cモードを使用すると画素数がかなり低下するため、低画素機ではあまり好まれませんが、α7RⅢは元々4200万画素以上あることもあり、APS−Cモード使用時でも1800万画素以上確保できます。

※個人的には1000万画素以上あれば、よほど画像を引き伸ばさない限り十分な印象を持っています。

このことからも、「とりあえず撮って、トリミングする」といった事ができるのも、高画素機の特権であり、α7RⅢの素敵な点であると思います。(実際に私もラクをしたい時に多用しています。)

AF:十分なフォーカススピード

4年以上前の機種ですが、「遅いな」と思うことはまずありません!

最近は”爆速”フォーカスのα9、α1といった機種がありますが、個人的にはα7Riiiのフォーカススピードでも「遅いな」と思ったことは一度もありません。

むしろ「十分なフォーカススピードである」と感じています

よほどな環境でない限り、「遅くて困る」といったことはないでしょう

以上が、私が個人的に感じている「α7RⅢの”イイネ!”と思う点」でした。

α7RⅢの”イマイチだな”と思う点

【”イマイチだな”と思う点】

  • データ容量が大きい
  • 背面液晶が外では見づらい
  • UIは改善の余地あり
  • 露出補正ダイヤルの活躍の場が非常に少ない
  • カードスロットが直感的に使いづらい

それぞれ、解説していきます。

データ容量が大きい

容量に関しても、”モンスター”です・・・

これは高画素機におけるメリットと共存するデメリットと言えます。

実際のRAWデータ一覧

上記の通り、RAWデータ1枚あたり43MB以上あります(APS-Cモードでは18MB程度)。

情報を豊富に含んでくれているので、現像耐性は素晴らしいのですが、データのハンドリング・管理に関しては、”少ししんどい”印象です。

※特に連射でバシャバシャ撮っていく人にとってはしんどいかもしれません。

背面液晶が外では見づらい

天気のいい日は特に厳しいです・・・

以前使用していた一眼レフ(EOS80D)と比較しても、背面液晶の反射が強い印象を持っています

そのため、特に天気の良い日は画像をうまく確認できないのが少しデメリットであると感じています。

また、液晶自体144万ドットのため、詳細確認にはあまり適していない様に感じています。

※2021年6月に発売したマイナーチェンジモデルでは236万ドットになっています。私は実機を試したことがないのですが、この点に関しては改善されているかもしれません。

ただ、上記いずれに関しても、”EVFで画像確認”することで、解決はできます。

UIは改善の余地あり

UIは少し慣れがいるかもしれません

以前愛用していたキヤノン機と比較して、「直感的に使いづらい」印象を持っています。

撮影におけるメインの機能はカスタムキーに割り当てているので問題はなかったのですが、細かいところで「あの機能はどこにあっただろうか・・・」となった際、特に購入当初は探しづらかったです。(今はすっかり”慣れ”で解決しています。)

※キヤノン機は購入当初は特に「UI微妙だな・・・」と思うことはありませんでした。

他社からマウント移行する際は、最初のうちは抵抗があるかもしれません。

露出補正ダイヤルの活躍の場が非常に少ない

ここもカスタム機能で割当できればよかったのですが・・・

改めてα7RⅢの軍艦部を見てみると、

上図軍艦部右下の数字が書かれているダイヤルが、露出補正ダイヤルです。

この露出補正ダイヤルは、Aモード(絞り優先モード)等のモードを使用する際に、”写真の明るさ”を調整する機能(+に行くほど明るくできます)を持ったダイヤルなのですが、Mモード(マニュアル露出モード)をメインで使用する人にとっては、まず使うことはありません。

私自身、基本的にMモードで撮影することがほとんどであり、且つこの露出補正ダイヤルはカスタムキー対象外のため、活躍する場面がありません。

せめて、カスタムキーで何かしらの機能を割り当てることができれば良かったと思うのが、残念な点です。

カードスロットが直感的に使いづらい

カードを差し込む際に「おっとっと」となってしまう事が多々あります。

カードスロット部を見てみると、この様な感じです。

SDカードスロット。右が「SLOT1」左が「SLOT2」の構成
SDカードをスロットに差し込む際の様子。表面が向こうを向く形になる。

感覚的な話になってしまうのですが、個人的には

  • 左→右の順で1→2の方が直感的に使いやすい
  • カードを差し込む時はカード面(容量等が記載されている)が見えたほうが良い

といった感覚を持っているため、SDカードを挿入する際にスムーズに行かない事が多々あります

※あくまで個人の感想です。

かなり細かいところではあるのですが、UI同様、こういったトコロもユーザー目線で設計されていたら嬉しいなと思うのが正直なところです。

以上が、私が個人的に感じている「α7RⅢの”イマイチだな”と思う点」でした。

α7RⅢはどの様な人に向いているか?

ここまで述べてきた”イイネ!”と思う点/”イマイチだな”と思う点を踏まえて、私が感じている「α7RⅢが向いている人」は下記の様な人です!

α7RⅢが向いている人
  • 最近のソニー機、大きくなって持ちにくいな・・・と感じている人
  • コスパ良し・機能良しな高画素機を探している人
  • α1ほどの機能はいらないけど、十分な機能を持つスチル用のソニー機が欲しい人

最後に

いかがでしたでしょうか。

α1という最新モンスター機種、α7Ⅳという高バランス機種、α7SⅢというハイスペック動画機種といった最新モデルが発売されている現在においても、未だに十分優れた実力を誇る名機、それがα7RⅢです。

α7RⅢは、高画素機ほしいけど、α1やα7RⅣは高いな。。。という人にはとにかくオススメのイイ”モノ”です!

この記事を読んで、「自分の使い方ではα7RⅢで十分だな、使ってみたいかも」「α7RⅢ、ノーマークだったけど気になってきた」(=イイネ!)と思っていただける方が一人でもいらっしゃいましたら、幸いです。

以上、ツバサメでした!


ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM3 ボディ ILCE-7RM3

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