こんにちは。ツバサメです。
ここでは、イイ”モノ”:FinePix X100 を紹介します。
- 「FUJIFILM X100シリーズ、かっこいいけど最新モデルは高い。”初代”モデル気になる」
- 「X100(初代)は結構古い機種みたいだけど、機能的にいかがなものなのか」
と、気になる方も少なくないかもしれません。
結論、今でもまだまだ現役で使える”おしゃれかっこいいカメラ”です。
早速、紹介していきます。
FinePix X100(通称:初代X100)とは?
「FinePix X100」のスペック(一部)
- 有効画素数:1230万画素
- 撮像素子:23.6mm×15.8mm(APS-Cサイズ)CMOS
- 焦点距離:35mm(単焦点)
- ファインダー方式:光学式・電子式
- 記録メディア:SDカード・SDHCカード・SDXCカード
FUJIFILMから2011年に発売された、”コンパクトデジタルカメラ”です。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、金属の質感とか含め、実物はかなり高級感があります。
また、この”X100”、実は今では当たり前になったFUJIFILM”Xシリーズ”と呼ばれるカメラの”初代”モデルです。
その根強い人気によって、発売から現在に至るまでの11年間で、この”X100”は「X100⇛X100S⇛X100T⇛X100F⇛X100V」と4回のアップデートが実施され、現行モデルとしては第5世代の”X100V”が発売されています。
そんな大人気”X100シリーズ”ですが、今なお愛用する人も多い”初代X100”の「デメリット/メリット」(個人的見解)を紹介していきます。
”X100”の「デメリット」
【デメリット】
- AF(オートフォーカス)機能が遅い
- ズームが出来ない
- Wi-Fi機能がない(写真転送が本体だけでは出来ない)
- ディスプレイの解像度の低さは否めない
X100のデメリットはなんと言っても発売開始後11年経過していることによる”古さ”です。
その”古さ”故のデメリットを、それぞれ簡単に解説していきます。
1. AF(オートフォーカス)機能が遅い について
実用的なレベルではあると思います。
ただ、お世辞にも「速い!」とは言えません。特に、最新機種に慣れている人にとってはストレスを感じてしまうかもしれません。
「ファームウェアのアップデートで速くなる」と言われていたため実施してみましたが、多少良化するものの”劇的な改善”では無いです。
結果、撮影ジャンルとしては、スポーツの撮影には不向きだと個人的には思います。
※”じっくり写真を撮りたい”という方にはあまり関係ない点かもしれません。
2. ズームが出来ない について
これは「単焦点レンズを採用していることによるメリット」と表裏一体の「デメリット」です。
ズームが出来ないため、ファインダーを覗き込んで画角がイメージと異なる際は、”自分が動く”ことで画角を調整する必要があります。
※単焦点レンズであるからこそ、「画角の感覚が身につく(画角は立ち位置で調整可)」「撮影時に考えがシンプルになる」「レンズがコンパクトになる」といったメリットが生まれるのも事実かとは思います。
3. Wi-Fi機能がない について
Wi-Fi機能が無いので、X100単体では撮影した写真を直接スマートフォンに転送することが出来ません。
SNSが当たり前のように普及している現在、「撮影した写真をすぐにSNS投稿したい!」方にとっては、かなり致命的なデメリット・・・と言えるかもしれません。
ただ、解決策はあるのでご安心ください。
「Wi-Fi機能付きのSDカード」を使用すれば写真の転送が可能になります。
参考までに、私が使用している「Wi-Fi機能付きのSDカード」を紹介しておきます。
これを通常のSDカードの代わりにX100に差し込んで使用し、「FlashAir」という専用のアプリをスマートフォン等の端末側にダウンロードし、使用することで、画像取り込み(カメラ〜端末への転送)が可能になります。
この解決策を加味すれば、”Wi-Fi機能が無い”ことは致命的なデメリットでは無いかもしれません。
4. ディスプレイの解像度の低さは否めない について
最新機種と比較してしまうと、背面ディスプレイ・EVFの解像度の低さは、否めません。
どのような感じに表示されるのか?とイメージできるよう、参考画像載せておきます。
写真細部の確認には少し物足りないものの、上記写真のように、大まかな写真の確認には十分かとも思います。
(もちろん、写真自体の解像度の話とは別です)
以上が、「X100のデメリット」でした。
”X100”の「メリット」
【メリット】
- 持ち運びやすい
- (小さいのに)画質がいい
- オシャレ
- 自分で写真を作り込める
- 比較的コストが掛からない
それぞれ、簡単に解説していきます。
1. 持ち運びやすい について
いくら性能が良くても、大きいカメラ(例えばミラーレス一眼/一眼レフ)だと、持ち運びが億劫になってしまいます。(ツバサメもこれは経験済み)
そんな前提がある中、このX100のサイズ感は、「幅×高さ×奥行き=126.5×74.4×53.9 mm」です。
パッとイメージつきにくいので、参考にマグカップと比較してみると・・・
このような感じです。このくらいのサイズ感なので、外出する際もあまり鞄を選ばず、気軽に持ち運べます。
また、その”持ち運びやすいサイズ感”のおかげで、撮影する際に「悪目立ちしない」「被写体が構えない(=こわばらない)」のも+αで良い点です。
2.(小さいのに)画質がいい について
これに関しては、実際の作例を見ていただいたほうが早いと思いますので、いくつか載せます。
上記写真たちは”撮って出し”なので編集は一切加えていません。
いかがでしょうか。11年前に発売されたカメラではありますが、十分な画質かと思います。
3. オシャレ について
カメラのレトロな雰囲気から、幅広い服装に合わせやすいです。
レザーストラップをつけて、首からさげて持ち運ぶのもオシャレでおすすめです。
自分の服装、撮影スタイル等、あれこれ考えながらアクセサリーにこだわってみるのも、カメラを使う上での楽しみの一つだと私は考えています。
4. 自分で写真を作り込める について
当然ながら、RAWデータでの撮影が可能なので、写真編集の際に作り込みが出来ます。
ただ、X100の写真撮影時における”写真の作り込み”の観点でお話をするならば、少しマニアックな観点も含めてお話させていただくと・・・
改めてX100の外観を見てみると、”写真の明るさ”を決めるための「絞り」「シャッタースピード」が物理的なダイヤルとして配置されているため、これらダイヤルを操作することで簡単に”写真の明るさ”を調整できます。(=撮影時に写真を作り込めます)
なお、”写真の明るさ”を決めるもう一つの要素である「ISO感度」に関しても、上記写真にも写っている「Fn(ファンクション)ボタン」に割り当てることが出来ます。(これ結構嬉しいです)
さらに、上記ダイヤル類の配置に伴い、「今自分のカメラはどういう設定か」を視覚的に簡単に把握できるのも、GOODポイントかと思います。
5. 比較的コストが掛からない について
メリットの最後になりましたが、とても重要な”コスト”の観点です。
本記事執筆現在(2022年9月現在)、商品の状態次第なところはありますが、大体「5万円前後」でX100の中古品を入手できます。
※中古相場を記載した理由は、X100の生産は終了しており、新品購入は中々難しいためです。
「5万円前後」という金額は決して小さい金額ではありません。
しかし、X100の「モノ/カメラとしての完成度」「画質の良さ」を加味して総合的に考えると、「高い買い物ではない」というのが筆者の意見です。
以上が、「X100のメリット」でした。
X100はどのような人に向いているか?
上記を踏まえ、X100は下記のような人に向いています。
- 持ち運びやすい、画質の良いカメラが欲しい
- カメラを始めたいけど、見た目も重視したい
- ある程度良い画質は欲しいけど、コストはなるべく抑えたい
- カメラを自分で操作して、考えて写真を撮ってみたい
最後に
冒頭にも述べましたが、上記を踏まえて改めて結論を述べさせていただくと、
X100は今でもまだまだ現役で使える”おしゃれかっこいいカメラ”です
ぜひ、中古カメラ屋さんで実際に”手にとって”、”試しに写真を撮ってみて”ください。
きっと私と同じ考えを持っていただけると思います。
この記事を読んで、「イイネ!X100使ってみたいな」と思っていただけた方が一人でもいらっしゃいましたら、幸いです。
なお、以下の記事で「趣味としてもぴったりな”写真撮影”の楽しさ」についても解説しています。こちらも併せてぜひ読んでみてください。
以上、ツバサメでした!
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix X100 ブラック 1230万画素 APS-CサイズCMOS F2レンズ ハイブリッドビューファインダー F FX-X100B
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